まろ鉄広報課

「川越市たかまろう鉄道」のブログです。

しゅーかつ反省れぽーと

なんちゃら株式会社

新卒さいよーご担当者 様

 

お世話になっております。たかまろと申します。

先日ご依頼頂きましたしゅーかつ反省れぽーとをお送りいたします。
恐れ入りますが、添付ファイルをご確認頂けますでしょうか。

 

お忙しい中恐縮ですが、
ご査収の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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たかまろ
〒100-8111東京都千代田区千代田1−1
Twitter:@x_tkmr
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こんにちは。たかまろです。

私事ですが、先月ようやっと就職活動が終了いたしました。内定先は全く大学での専攻に関係ないところになりました。波瀾万丈の人生を生きることになりそうです。もし退職したら誰か養ってください。

たかまろ大学の皆さんはとても優秀なので、学部生の9割が大学院に進学していきます(公式発表)。また、学部卒で就職するような人間も、SNS上などでハンティングされてスッと企業に入っていくタイプの人間が非常に多いです。よって、私のような学部卒でテンプレのような就活をする人間は恐ろしいほど少ないというのが現状です。つらい。ということで、こんな貴重な経験をしたのだから何かの形で残しておきたいという思いからこの記事を書くに至ったわけであります。

 

というわけで、しゅーかつ反省れぽーと、始めます。

 

 そもそも:一般人は就活を見通して大学を選ぶらしい

元々私は大学院まで進む気でいました。周りにめちゃくちゃ流されていました。そんな私が学部卒就職をしようと思ったのは大学3年の夏頃。当時絶望的に大学の講義についていけなくなり、このままでは親に数百万を出してもらいモラトリアム2年間を過ごすことになるという事実に耐えられなくなり、大学院進学を断念しました。大学卒業しないと人権がない世の中になってしまったので、卒業単位は死ぬ気でかき集めました。

そしていざ就活の土台に立ってみて私は気づいてしまったのです。私は自分の専攻を活かす気がまるでなかったのです。そもそも私が今の専攻を選んだ理由が、「せっかく大学で何かやれるなら」という非常に雑なものでした。そして、就きたい仕事は専攻に全く関係ない大学で好きなことをやれればいいなと思い、その後の人生は“大学パワー”でどうにかなると思っていました。しかし周りは「教育をやりたくて教育学部へ」「交通インフラに携わりたくて土木へ」などと、あたかも高校時代から就活を見通していたかのような文言を並べる奴らばっかり。それが建前であろうと、それに対してで数学科はグッとくるレスバトルを展開しにくいというのがあります。結局、第一志望業界の就活は惨憺たる有様。

高3の私よ、女装してないで真剣に人生設計を考えてくれ。

 

数学科という罠

弊学数学科の4年というのは幸せなもので、ゼミを半年間やるだけで実質卒論扱いになりポンと卒業要件が揃います。理系大学生の4年に比べ、研究に時間を割くわけでもないので、使いようによってはこうやってのほほん(。ŏ﹏ŏ)と過ごすことができる素晴らしい環境が整っています。

これが罠でした。

企業の面接というのは一応3月から始まることになっています。面接で必ず聞かれることといえば「大学で何をやっているか?」ということです。3年から研究をやるような大学であれば、その研究内容で無双できますし、4年でゼミならその内容を話せばなんとか凌げるわけです。さて私の大学はシステム上後者に該当するわけですが、そこで浮かぶ当然の疑問がこちら。

何を話せと?

数学科のゼミはザックリ言うと「数学書の情報を発表する」という行為です。さて文系なら興味深い論文でも取り上げれば、話のネタにでもなるでしょう。しかし落ちこぼれ数学科B4が読む本なんてたかが知れています。そして一般の人間に対し、数学の話なんてウケるわけがない。結局、この話題についてどう答えればいいのは分からないまま、面接は迫り、淡々と事実とその応用を並べていたらあっという間に通り過ぎてしまいました。

水を得た魚のように心理学について語る同席者が本当に羨ましかった。

 

就活ノウハウがなさすぎる

先述のように、弊学は院進勢が圧倒的多数です。同期が院試の話で盛り上がるのを横目に、独りスーツを着て就活イベントに行くというのは本当に辛かったです。幸いにもゼミ同期も学部卒就職勢だったので、4月からはある程度就活に関して情報交換もできましたが。

学部卒就職勢が少ないのは、就活をする上で死ぬほど不利でした。学校別合同説明会みたいなものも周りに同期がいないから落ち着かない、面接ではなんで大学院に行かないの?とマイナスイメージを持って煽られる*1そもそも学部卒就活をした先輩がいないのでアドバイスもクソもない…これでもかと学部卒就職の洗礼を受けました。

ノウハウがなさすぎるので学内は諦めて他大の友人にいろいろ教えてもらうこともしばしばありました。こんなことで交友関係の広さが役に立つとは思いもしませんでした。

ありがとう、オタクども。

 

おわりに

ここまで散々文句を書きましたが、実際私の就活が難航を極めた原因は、「学部と志望業種のミスマッチ」「大した大学生活を送ってない」というのに尽きると思います。大学=就職予備校という風潮は大嫌いですが、(意識しているかどうかはおいておいて)実際にそういう気持ちで大学生活を送っている人間はめちゃくちゃ強いです。ぼくは勝てなかったよ…。

そして院に進学する同期の皆さんへ。大学院で研究するような人間はきっと就職でも強いはずです。少なくとも私みたいな地獄のような就活にはならないはずなので、本当に頑張ってください。そして高給取りになって焼肉を奢ってください。海鮮も好きなのでそっちでもいいです。期待しています。

気が向いたら就活関係でまたなにか書きます。では。

*1:これに対して論理的矛盾のない回答をご用意していたのであまりノーダメージですが