まろ鉄広報課

「川越市たかまろう鉄道」のブログです。

初海外旅行反省レポート ~800NTDで燃えた男の物語~

こんにちは。たかまろです。

先日台湾に行ってきたら大惨事になってしまったので、その反省をしていきたいと思います。リアルタイムの燃え盛り様は #限界台北中秋節 - Twitter Search 800NTD - Twitter Search などを見ていただくとわかりやすいです。

 

 

はじめに


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ストレスで酒と煙草に溺れた就活から開放された瞬間の私

6月下旬、見事就活が終わり浮かれていたところにこの通りLINEが着弾。完全に浮かれてた私は速攻で行くぞとご返事。これまで国外に出たことがない私は初めての海外旅行に心を踊らせていました。

 

オタクはタスクを先延ばしにしがち

終わってる人間のツイート

そういう性質の人間(やわらか言葉)なので、どうしてもタスクを事前処理することができません。これは今回の旅行も同様でした。パスポートと航空券は取得したもののそれ以降の準備に全く手がつかず、結局調査や準備に着手したのは前日の11時でした。14時からバイトで退勤次第羽田に行くことになっていたので実質1時間位しか準備していないことになりますね。これが様々な悲劇を招く主要因になったわけです。

 

羽田空港Wi-Fiを入手


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3万円事件の主犯

台湾でSIMカードを借りたほうがいいという情報は手に入れていた私ですが、自分の端末がSIMロック解除不可と勘違いしていたこと(MySoftbankから解除できるらしい)、現地で端末をわちゃわちゃするのは不安という理由からHNDWi-Fiルータを借りることにしました。面倒なことは金で解決すればいいという考えのもと、Wi-Fiルータを3千円程度で借りることに成功。契約を進めて行くとデポジットが3万円かかりますが、返せばクレジットカードに戻りますので安心してください」との説明がありました。まぁ帰ってくるなら大丈夫やろ~という安易な考えでそのまま契約。これが後々大変な事態を招きます。

 

事故1:出国審査で引っかかる

その日は羽田で夜を明かし、翌朝MM859便で桃園空港へ。飛行機に乗るのは人生4回目くらいとまだまだ不慣れだったため、手荷物の規制については前日にめちゃくちゃ調べました。自信満々で向かう手荷物検査。胸を張りゲートを通過。止まるベルトコンベア。集まる係員。弾かれる私の荷物。係員から衝撃の一言。

「カッター入ってません?」

刃物が持ち込み禁止であることも事前に調査していました。なぜ入っているんだと荷物を漁るとバックから筆箱が出てきました。「飛行機の中で書類を書くので筆箱を入れておきましょう」という海外旅行サイトの文言を見て出発直前に筆箱を入れていたのです。結局カッターは処分していただき無事出国審査を通過。まさかの事態に動揺しながら飛行機に乗り込んでいきました。

 

事故2:豚汁騒動


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空港に行くとアホほど貼ってる豚コレラ対策ポスター

死ぬほど苦手な機内で私は一睡もできず、長いフライト(当社比)の末、MM859は着陸態勢に突入。機内では入国についてのご案内がアナウンスされていました。話を聞いているとどうも豚コレラ対策で豚製品の持ち込みは禁止されているらしい。

豚……あれ?まずい。

私のリュックの中には前日に勤務先のConvenienceStoreで購入したアマノフーズの豚汁が鎮座しています。どこかでこれを言わないと罰金になってしまうという恐怖の中、桃園空港の入国ルートを歩いていきます。しかし、どこに行っても持ち物の尋問を受けるような場所がありません。ついに入国審査ゲートが視界に入り、これはまずいと思い、近くにいた警官のような人に聞くことに。

「Excuse Me.」「?」「I have TONJIRU, miso soup with boiled pork. OK?」「???????……Pork?(鼻を指で押し豚のジェスチャー)」「Yes.」「No! #$&'%$&R'&(私が持っていくわみたいなことを言っていた)」

特に罰も発生せずになんとか豚汁を没収してもらいました。その後の入国審査は難なく通過。無事台湾に降り立つことができました。

 

事故3:800NTD


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つい前に旅行のDMグループでこんなことを聞いていました。私はこんな事を考えていました。

(なるほど10kNTDあれば十分。レートは3.5JPY/NTD。10k×3.5=3,500YEN。余裕やんけ!足りなかったらカードで引き出せるしクレカ切ればええやろ!)

数学科B4の私は見事数値計算を見誤り、深刻な現金不足に気づかず日本から14,000JPY(うち4,000JPYは宿泊費)を持って出国。現地で自信満々に3,000JPYを両替し、800NTDを手に入れました。両替をする段階ですでに「3,000JPYで過ごせる」という情報に上書きされていたので10kNTDなんて話はどこかに飛んでいっていました。結局1日目でNTDが尽き、同行者に現金を建て替えてもらい2日目夕方まで過ごしました。

 

事件4:ATMからお金が出てこない

十分有銭どころか全く金が無い

旅行前にふわっとした情報を手に入れていました。

ATMでカードから現金が引き出せるから安心!

私はこの言葉を信じ現金が尽きかけた状態でATMにVIEWカードを入れ、NTDを引き出そうと目論みます。しかしATMの画面は立て続けに「失敗」と表示。聞いてみるとカードはカードでもキャッシング枠があるカードでなければ引き出せず、私が唯一持っていたVIEWカードにはキャッシング枠がないので無理とのこと。私に残された手段は手元のJPYを両替するかカードを切りまくるしかなくなってしまいました。

 

事件5:クレカの枠がない

この画面が心臓を止めた

VIEWカードの請求確定日は15日あたり。8月に10日間くらい旅行を敢行していた私はふと請求がどんなもんかなとご利用可能額のページを開きます。

あれ、4000円?は?え?嘘

私のカードの枠は20万。2.2万が航空券の分割払い。14万近くが8月の利用分で既に埋まっていました。よって4万近く残っている計算になります。しかしここで羽田のWi-Fiカウンターでの一言を思い出します。

Wi-Fiデポジットのせいで枠が消えた…????????

デポジット3万がここで猛威をふるいます。ここでカードでどうにかするという対策も塞がれ、完全な詰みを迎えます。

 

事件6:市内に両替所がない

旅行をしたのは9/13-15。土曜日にあたる9/14の午後にJPYを両替しようと考えましたが台北は両替所の母数がそもそも少ないのに加え、土曜ということもあり軒並み休業または閉店後ということで地獄を見ることに松山空港まで行き両替をするも、そもそものJPYが少なかったのもあり、手持ちは700NTD+4,000JPY。これで帰国まで耐えなければならなくなりました。

 

反省

空港に着き安堵して自撮りをする人

今回の旅行の反省点はなんといっても事前調査の圧倒的な不足でした。私にしては珍しく複数人での旅行、かつ同行者が旅慣れている方だったので旅程丸投げ状態になっており、どんなところに行くのか、どのくらいの費用がかかるかなどの現地感覚を把握していなかったのが事故多発の要因になっていたように感じます。この反省を生かして次回は海外旅行を成功させていきたいです。同行者ののなめさんとハレさん、またこの騒動を見守り助言などしていただいた皆様、すべての方々に感謝申し上げます。生きて帰ってこれたのは本当に皆様のおかげだと考えています。心から感謝申し上げます。